第6話 =フロム リバプール=

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Piccadilly Circus駅 16:00-18:00

BGM 「Please Please Me」 by The Beatles

ロンドン地下鉄のバスカーは圧倒的に男性が多い。

僕の知ってる限りでは、現在女性バスカーは7〜8人くらいだろう。オーディションに受かってバスキングを始めても、酔っぱらいにからまれたり、変な奴に付きまとわれたりと災難も多いので長続きしない。今残っているのは皆、男勝りの肝っ玉母さんみたいな女性ばかりである。

今日、交代時に可愛らしい女の子のバスカーがやってきた。

始めて見る顔なので、「どっから来たの?」と話しかけてみた。

彼女はロンドンで一花咲かせようとリバプールから出て来たばかり。リバプールといえば、僕の崇拝するビートルズの生まれ故郷、三回ほど行った事があるので話が盛り上がった(若干誇張、そんなに盛り上がってはいない)。

彼女のお婆ちゃんとポール(もちろんポール・マッカートニーのこと、牧ではない)は同級生で、家が学校の近くだったこともあり、ポールやジョンがよく遊びに来てたらしい。彼等が彼女の家の壁やテーブルに落書きをしたことがあり、お婆ちゃんの親が見つけて激怒した事もあったという。もちろん当時は彼等が世界的スーパースターになるとは誰も思っていなかったので、塗り潰したか消したかしてしまったらしいが、もし今それが残っていたら重要文化財ものだ。

彼女はまだバスキングに慣れていないのと、僕がいろいろ質問するので、始めるまで30分くらい時間が掛かってしまった。僕は先輩面して、あれこれとセッティングを手伝い、彼女の準備が整うと「じゃあ、頑張ってね!」と颯爽?とバスキングピッチを後にした。

しばらく歩いていると、僕の背中にリバプール訛りの初々しい「Please Please Me」が聴こえてきた。

 

 



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