第28話 =妖精に出会った日=

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BGM

本日はクリスマスイヴ、すごく寒い一日だった。

場所はサウスケンジントン駅からミュージアムに続く長いトンネル。

「Tears In Heaven」を弾いている最中、ふと顔を上げると小さな女の子がいた。
12、3才くらいだろうか、まわりに大人の姿は見えなかった。

少女はこの寒いのに白いレースの服を着ている。上着はない。肌は透き通るよう白く、髪はブロンド、まるでおとぎ話に出てくる妖精そのものだ。そして、絹のようなファルセットで僕のギターに合わせて歌っている。

一瞬、まわりの景色が真っ白になった。

まるで雲の上の天国にいるようだ。僕と少女しかこの場にいないように感じた。
どうしたんだろう? あまりに寒くて幻覚でも見ているのだろうか。

少女は目をつぶって、こころなしか微笑みながら歌っている。
僕も微笑みながらギターを弾いている。
何故かとても幸せな気分、不思議なパワーでも送ってくれているかのようだ。

Would you know my name
If I saw you in heaven?
Would you feel the same
If I saw you in heaven?
I must be strong and carry on
‘Cause I know I don’t belong here in heaven

Would you hold my hand
If I saw you in heaven?
Would you help me stand
If I saw you in heaven?
I’ll find my way through night and day
‘Cause I know I just can’t stay here in heaven

Time can bring you down, time can bend your knees
Time can break your heart, have you begging please, begging please

Beyond the door there’s peace I’m sure
And I know there’ll be no more tears in heaven

Would you know my name
If I saw you in heaven?
Would you feel the same
If I saw you in heaven?
I must be strong and carry on
Cause I know I don’t belong here in heaven

ふと、眠りから覚めたように現実に戻った。

目の前ではたくさんの人が忙しそうに歩いている。
少女はもういなかった。

しかし、それは幻覚ではなかった。
遠くの方に「白い杖」をついて歩いていく少女の姿が見えた。

少しばかり体が温かくなった気がした。

 



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