第18話 =インド人の駅長=

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http://www.youtube.com/watch?v=9XsdE6-mwXs

最近サウスケンジトン駅の駅長がかわり、インド系イギリス人の爺さんになった。

今日、駅長室に入ると爺さんは真剣に何かを凝視している。「こんにちは、忙しそうですねえ」と声をかけてバスキング許可証を渡してみたが、手だけ動かして目線は下を向いたまま。よっぱど何かに集中しているらしい。僕は身を乗り出して彼が何を見ているのか覗いてみた。

それは新聞だった。そして目線は間違いなく紙面の隅にある「数独」に張り付いていた。

勤務中に新聞のパズルで遊んでいるとはまったくもってイギリスらしいが、あまりにも真剣な顔だったのでちょっと聞いてみた。実はこの爺さんインド系だけあって、しゃべる事が理路整然としていていつも感心させられるのだ。今回は何と言うのだろう。

「それって数独ですよね? 難しいですかー?」と、いじる僕。

すると爺さん「おっ、お前か。お前さん、ワシが遊んどると思っとるじゃろ、この愚か者めが。ワシは脳の活性化のために数独をやっているんじゃよ。人間の脳はいつも使っておかにゃあならん、休むとボケるだけじゃよ。暇な時でもボーッとしてちゃあいかんよ、ワシみたいに常にパズルとかして鍛えてなきゃだめだ。さあ、さっさとバスキングでも何でも行け、ワシは忙しいんじゃ!」

なるほど、こう切り返してきたか。さすがはインド系イギリス人、何となく正当な理由な気もする。

これが普通のイギリス人だと一応適当な理由をこじつけるのだが、全然納得できないか、つまらない言い訳をする。

インド系イギリス人恐るべし。次も爺さんいじってみよう。



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