第14話 =魂のチャラ男=

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BGM

http://www.youtube.com/watch?v=iy3j-279uXY

ロンドンではバスが24時間走っている。深夜は本数が減るがロンドン市内を利用するには申し分ない。クラブとかギグで遅くなっても安いバスで帰れるのでとても良いシステムだと思う。こういう所は日本も見習ってもらいたい。あ、でもタクシー会社が潰れちゃうか?

今日は何かトラブルがあったのか深夜バスがなかなか来ない。イギリスの交通システムは日本ほどきっちりしてないので皆それほどせっかちではないのだが、深夜という事もあり誰もが早く帰りたいところだ。

1時間くらいかかってやっとバスが来た。すでに中は人でいっぱいだ。しかしこれに乗らないと次ぎのバスなどいつ来るかわからない。来たとしても満員で通過してしまう可能性もある。最悪もう朝まで来ないかもしれない。それがイギリスだ。

何とか詰めてみんな乗ったのだが、一番最後の青年(日本でいえばチャラ男と呼ばれている部類の容姿)が運転手の横のドアの前のスペースに立った。すると運転手は、規則でそこは立ってはいけない場所なのでもう少し詰めろとの事。そこに立っているうちは発車しないと言う。チャラ男の前にはクラブ帰りの中年女性の一団がいたが、少し押せば十分入り込めるスペースはあった。

しかし、チャラ男は運転手にこう言った。

「僕は女性を押してまでも乗りたいと思わないよ。そんな失礼なことは出来ない。次ぎのバスを待つよ」

そして運転手がドアを開けると颯爽と降りていった。

ロンドン在住の人は身にしみてわかっていると思うが、深夜バスはタイミングを逃すと何時間も乗れなかったりする。そういう意味で彼のとった行動は表彰するに値するくらい勇気ある決断だ。と僕は思っているのだが、彼にしてみれば当然の事なのかもしれない。

僕は日本の通勤ラッシュを思い出した。

もし、あの「チャラ男」が日本の満員電車の現状をが見たらなんと思うのであろうか…。

 



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